メダカの卵が目を持つ瞬間から孵化するまで!孵化しない理由とは?

メダカの卵が目を持つ瞬間から孵化するまで!孵化しない理由とは? メダカの飼育

メダカの卵に黒い点が現れるとは?それは稚魚の目かもしれませんね。

メダカの卵で目が見え始めるのはいつ頃でしょうか?

目が確認できた後、孵化までにはどのくらいの時間がかかるのでしょう?

目が見えてもなかなか孵化しないのは、一体どうしてなのでしょう?

今回はメダカの卵が目を持ち始めてから孵化するまでの過程を詳しくご紹介します。

メダカの卵に目が見え始めるタイミング

メダカの卵が目を持つ瞬間から孵化するまで!孵化しない理由とは?

メダカの卵が健康に育つと、産卵から約3日から4日で稚魚の目がはっきりと見えるようになります。

最初は目が小さくて見えにくいですが、時間が経つにつれてよりはっきりと確認できるようになります。これは正常に受精した卵に限られる話で、無精卵や途中で死んでしまった卵では目が形成されることはありません。

産卵から4日以上が経過しても目が見えない卵があると、不安に感じる方もいるかもしれませんが、必ずしも「卵が死んでいる=目が見えない」とは限りません。

卵の発育に遅れがあれば、目が見える時期も遅れが生じます。

その理由については、また後ほどご説明します。

メダカの卵の目が見える時期

メダカの卵に目が見える時期は一体いつからでしょうか?

少し繰り返しに聞こえるかもしれませんが、稚魚の目が機能し始めるのはいつ頃からなのかを探ってみましょう。

稚魚や親メダカが光や餌に反応して泳ぐ様子を見ることで、目が機能していることは明らかですが、卵は泳がないため、目が機能しているかどうかを判断するのは難しいです。

しかし、卵にしっかりと光を当てることで孵化率を向上させることができます。暗い場所で卵を育てると孵化率が低下しますが、自然光を十分に浴びせて昼夜の差を感じさせることで、孵化率が安定します。

これにより、稚魚が光を感じ取る何らかの感覚を持っていることがうかがえます。

目が確認できるようになった時点で、すでに目が機能している可能性もあります。

目が見えるメダカの卵から孵化までの期間

メダカの卵は通常10日ほどで孵化するとされますが、卵に目が見え始めた後の孵化までには約4~5日が必要です。この期間は、卵が適切な環境下で育てられている場合の目安です。

卵の成長速度は、その育てられる環境に大きく左右されます。特に水温や光の量が、卵の発育には重要な役割を果たします。例えば、水温が15℃まで下がると、孵化するまでに最長で25日かかることもあります。

水温が低い場合、目が見えた日から孵化までの予想残り日数を計算することが孵化成功の鍵となります。さらに、水温が低いと孵化率にも影響が出て、25℃であれば90%以上の孵化率が見込めますが、20℃以下だと50%まで下がることがあります。

このため、目が見えても孵化しない場合の原因を正確に把握することが重要です。

目が確認できたにも関わらず孵化しないメダカの卵の原因

目が確認できてもメダカの卵が孵化しない場合、最初に考えるべきは水温の問題です。卵を隔離して育てる際には、特に水温が低いと孵化まで時間がかかるため、適温を保つためのヒーターの使用が推奨されます。

光が不足している場所で卵を育てている場合は、日光浴が足りていない可能性があります。そのため、卵を窓辺のような光が届く場所に移動させることで、孵化を促進できることがあります。

3月や4月の気温なら通常問題ありませんが、真夏は水温が高くなりすぎないように注意が必要です。最適な水温はおおよそ25℃前後が理想とされています。

目が見えたメダカの卵のカビ対策

メダカの卵が好む水温は、水カビや他の微生物にも適しているため、特に死んだ卵を放置するとカビが生えやすくなります。死んだ卵は定期的に取り除くことが大切で、卵の周りに見られる糸状の付着物もカビの原因になることがありますので注意が必要です。

水の交換を毎日行うことでカビの発生を抑えることができますが、怠ってしまうと目が見えるようになった時期に水質が悪化することがあります。水の交換をまだ行っていない場合は、すぐに行うことを推奨します。

カビが生えた卵でも、中の稚魚がすぐに死ぬわけではないため、まだ孵化する可能性は残っています。しかし、そのままにしておくと稚魚の死亡リスクが高まるため、迅速な処置が求められます。水温を適切に保つためヒーターを使うことや、新鮮な水を供給するために水を交換することが効果的です。さらに、メチレンブルー溶液での殺菌処理も推奨されます。

これらの対策を実施すれば、数日内に稚魚が孵化する可能性が高まります。卵が白濁して死んでいるように見える場合や、他の卵に悪影響を及ぼす可能性がある場合は、迅速に取り除くことが重要です。メチレンブルーを使用した結果、卵が青く染まった場合、その卵は死んでいる可能性が高いと考えられます。

メダカの卵の発育とカビへの対策

目が確認できるメダカの卵の発育過程と孵化までのプロセスを解説しました。目が確認できるようになるのは通常、産卵から3日から4日後で、無精卵や死亡した卵では目は現れません。卵が順調に発育すれば、通常は10日程で孵化します。

水温や日照の条件によって孵化までの期間は変わりますが、適切なケアを施すことでカビが発生しても稚魚が孵化することはあります。毎日の水換えやメチレンブルーを使用した管理はカビ問題に対して特に効果的です。これらの情報が皆さんのメダカ飼育に役立てば幸いです。

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